木の美しさが際立つ、家族でつくった「集いの空間」

東大和市 F様

築45年ほどの住み慣れた家をリフォームされたF様ご夫妻。
建築士のご主人、木工職人である息子さん、そして木の家づくりにこだわる丸清と。
お客さまと力を合わせて作り上げた、老後を豊かに暮らす空間です

―リフォームのきっかけは?

ご主人:
私が67歳の時に定年を迎えて、家のことを考える余裕が出てきたんですね。息子たちは大きくなって家を出ていますし、これから妻と二人、豊かな気持ちで老後を送れるようにとリフォームすることにしました。

奥様:
主人が現役のころは海外出張も多くて二人で過ごす時間もあまりなくて。これからは二人でゆっくり、時間を大切にできたらいいわねって。

―どのように建築会社を探しましたか?

ご主人:
私たちは「木」に縁がある家族なんです。私自身が建築士でしたし、妻の実家はもともと建築をやっていて、息子は家具を作る木工職人になりましたしね。だからリフォームするときも木にこだわりました。建築会社は天然の木材を使う会社を基準に調べましたね。

奥様:
でも調べてみると、合成材を使う会社が多くてがっかりしちゃって。そんな時に息子のお嫁さんが丸清さんを見つけてくれたんです。

―なぜ丸清に依頼しようと思いましたか? 決め手を教えてください。

ご主人:
丸清さんは製材所の見学もできて安心感がありました。木を育て、製材して、設計建築まで一貫して受けてくれるっていうのは良いですよね。息子が見学に行って材料を選ばせてもらいました。

―リフォームでこだわったことはなんですか?

奥様:
いろいろありますが、大きなこだわりはリビングを広くしたこと、断熱と調湿を考えて素材を選んだこと、あとはドアをすべて引き戸に変えたことですね。

ご主人:
もともとリビングの横に私の書斎があったんだけど、この書斎を壊してリビングと一体化したんです。柱を立て替えて、天井は吹き抜けにしてね。リビングいっぱいに光が入るようになって気持ちがいいですよ。それから窓は二重窓にして壁は調湿性のある珪藻土を使って。床や柱に使った杉にも調湿効果があるので、部屋全体が快適になりました。引き戸に変えたのは、将来車いす生活になったときに備えたバリアフリー対応ですね。

奥様:
以前は冬になるとすごく冷えたのですが、今はずいぶんと暖かいです。お正月は子供や孫が来てくれて、みんなでリビングに集まって。にぎやかで楽しいです。

ご主人:
それから丸清さんの杉で息子が家具をつくってくれてね。キッチンの据え付け棚ですとか、またこれがいいんですよ。

―担当者・大工さんの印象は?

ご主人:
社長さんにもご相談させてもらいましたし、各担当者の方もとても親身になってくれて満足しています。大工さんも上手な方で、注文が多くてうるさい施主だっただろうなと思うんだけど、しっかり工期通りに仕上げてくださいました。丸清さんは木材へのこだわりも素晴らしいし、大工さんの質も高いと思いますよ。

―住心地はいかがですか? 気に入っているところを教えてください。

奥様:
一番は「夏は涼しく冬は暖かい」ところですね。リビングは吹き抜けにしたおかげで昼間はポカポカしていて明るくて。ソファに寝転んでのんびりしています。

ご主人:
お互いリビングに特等席があってね、妻は吹き抜け下のソファで、私は窓辺のリクライニングチェアなんですよ。庭を眺めたりテレビを観ながら寛いでいます。床に使った杉もだんだん馴染んできて良い感じです。節があるのも個性でおもしろい、味がありますね。

―生活スタイルに変化はありますか?

奥様:
玄関やお手洗いに飾り棚があるのですが、季節のお花や折り紙を飾るのがちょっとした楽しみになりました。木目の棚がきれいで旅館のように感じられます。

ご主人:
私も廊下の突き当りにある床の間に、自分の書を飾ったりしてね。大人の手習いで60過ぎてから書道を習い始めまして。リフォームしてからお互いの好きなことを楽しんでいるし、リビングで一緒に過ごす時間も増えたように思いますね。

―最後に、これから家を建てる方やリフォームする方たちへメッセージをお願いします。

ご主人:
我が家は子供たちが巣立ってだいぶ経ちますが、いくつになっても親は子どもと話したいものなんですよね。ですからリフォームをする際は、子どもや孫と会話が楽しめる空間づくりが実現できるといいと思います。

奥様:
家の素材も大切です。良い素材は長持ちしますから。材料選びに優れた建築会社さんを選んでいただきたいですね。

ご主人:
理想のリフォームを実現するために、自分たちがどうしたいのかを建築会社に前もって伝えることはとても大事です。終わってから文句を言っても仕方ないですもんね。